本日ご入庫いただいた車両は、メルセデス・ベンツ C-クラス W204をお預かりしました。
エンジン始動時に水が流れるような音がする、ということでお預かりしました。
車両状態を確認していきます。
ボンネットを開けてエンジン上部を点検していきます。
エンジンの横に配置されているクーラントパイプに亀裂が発生していました。
ここから冷却水が漏れています。その為に、冷却水が減少してエアが混入していたため、水の流動音がするようになっていたみたいです。
こちらの部品を交換していきます。
上部からの視野も広く、取り外しは簡単かと思いましたが、固定のビスが外しにくい場所にあり想像以上に時間がかかる作業でした。
クーラントパイプは樹脂製で経年劣化しやすいので、このパイプに亀裂からの冷却水漏れの事例はわりと多いかもしれないですね。
クーラントパイプ交換後、新しい冷却水を充填しエンジンをかける前に圧力点検を行います。数十分放置後に漏れがないかを確認してエンジン始動、再度確認いたします。
水の流れる音もなくなり、冷却水の漏れも現状ありませんので、この度はこちらで修理完了となります。
冷却水がなくなるとオーバーヒートの原因にもなりますので大事に至る前に修理できてよかったです。